
住宅ローンの申請をしても、審査に通らないことがあります。なぜ落ちたのかわからない方も多いでしょう。実は、住宅ローンの審査にはいくつかの審査基準が設けられているのです。その審査基準にひとつでも引っかかると通りません。では、どうすれば審査に通るのでしょうか?今回は住宅ローンの審査が通らない理由について詳しくご紹介します。
ローン審査が通らない理由とは
住宅ローンの審査で通らないことがあります。こちらでは住宅ローンの事前審査に通らない理由、住宅ローンの本審査に通らない理由についてそれぞれ詳しくご紹介しましょう。
収入不足
収入不足であると、住宅ローンの事前審査には通らないことがあります。住宅ローンの審査では、収入が重要な審査基準とされているので注意しましょう。
年収額が不安定
年収額が不安定であると、住宅ローンの事前審査には通らないことがあります。一般的に公務員や正社員であれば、固定給なので事前審査に通る確率は高いでしょう。ところがフリーランス、個人事業主、パート・アルバイトなどであれば年収額が不安定なので、事前審査に通る確率が下がります。
勤続年数が短い
勤続年数が短いと、住宅ローンの事前審査には通らないことがあります。現在、年収額が算出できる正社員であっても、勤続年数が審査基準を下回っていると事前審査に通りません。
個人信用情報に問題がある
個人信用情報に問題があると、住宅ローンの事前審査には通らないことがあります。具体的には他のローン、クレジットカード、キャッシングサービスなどの利用履歴に返済延滞、自己破産などの履歴があり「ブラックリスト」に入っているときです。
利用実績がない
利用実績がないと、住宅ローンの事前審査には通らないことがあります。利用実績がないとは、これまで他のローン、クレジットカード、キャッシングサービスなどの利用実績が一切ないということです。
そのほか、住宅ローンの事前審査に通らないケース
そのほか、住宅ローンの事前審査には通らないケースは、他社の借入がある、借入希望額が極端に多い、完済時の年齢が80歳を超えている、対象の物件に問題があるなどの理由が挙げられます。
事前審査の内容と本審査の内容が異なるから
事前審査の内容と本審査の内容が異なると、住宅ローンの本審査には通らないことがあります。事前審査で提出した書類の内容が、本審査で提出した書類の内容と異なっていると本審査では通りません。必ず2枚の書類の内容を一致させましょう。
健康上の問題で団信に加入できなかったから
健康上の問題で団信に加入できないと、住宅ローンの本審査には通らないことがあります。本審査前の健康診断、病歴や治療歴などを告知で、健康状態に問題があると本審査では通りません。必ず本審査前までには健康を整えておきましょう。団信とは、団体信用生命保険という生命保険のことです。
そのほか、住宅ローンの本審査には通らないケース
その他住宅ローンの本審査には通らないケースは、書類に虚偽や記載ミスがある、本審査前に転職をした、不動産の担保価値が低かった、本審査の追加項目に引っかかってしまったなどがあります。
ローン審査に落ちてしまったらどうすればいい?
住宅ローンに落ちてしまったときはどうすればよいのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
ほかの住宅ローンに申し込む
住宅ローンに落ちてしまったときは、すぐに気分を切り替えてほかの住宅ローンに申し込みましょう。理由は、借入先の金融機関によって審査基準が異なるからです。
ほかの住宅ローンに申し込むと、住宅ローン審査に通ることは充分あります。ひとつの住宅ローンに落ちても、気にせずにほかの住宅ローンに当たりましょう。
ローン審査に通るためのポイント
住宅ローン審査に通るためにはどんなポイントに気を付ければよいのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
頭金を多くする
1つ目のポイントは頭金を多くすることです。頭金が多いと、利用者は計画的に貯蓄ができている、借入額が少ないので貸しやすいと金融機関側から判断されます。頭金が多いことで金融機関側は安心するので審査に通りやすくなるのです。
借入期間を短くする
2つ目のポイントは借入期間を短くすることです。借入期間が短ければ短いほど金融機関側のリスクが小さくなるので審査に通りやすくなります。頭金が用意できなかったり、少ない場合には有効な手段です。
審査が通りやすい住宅ローンを選ぶ
3つ目のポイントは審査が通りやすい住宅ローンを選ぶことです。住宅ローンは全部同じではありません。審査が通りやすいものから、通りにくいものまでさまざまあります。
「フラット35」や「公的融資」であれば、国が住宅ローン審査に通りにくい人のために用意している住宅ローンなのでかなり通る確率が高くなります。
まとめ
今回は住宅ローンの審査が通らない理由についてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、住宅ローンの審査が通らない理由は、事前審査では主に年収額・勤続年数の長さ・個人信用情報などが審査基準を満たしていないからなどです。
本審査では主に書類の内容の違い、健康上の問題、本審査の追加項目に引っかかってしまったなどの理由が挙げられます。このように住宅ローンの審査は二段階の審査があるので、それぞれの審査にあった対策を万全にしておくのがおすすめです。