
住宅を購入するときに、多くの方たちが利用するのが住宅ローンです。しかし、初めて利用される方にとっては、どの住宅ローンを選んでよいのかわからないでしょう。どのようにして住宅ローンを選べばよいのでしょうか?そこで今回は、住宅ローンの正しい選び方について詳しくご紹介します。
住宅ローンはどこから借りる?
こちらでは、一般的な住宅ローンと借入先について詳しくご紹介します。
民間銀行の住宅ローン
民間銀行の住宅ローンとは、民間の金融機関が運営する住宅ローンのことです。主な借入先はメガバンクなどの大手銀行、地方銀行、信用金庫などになります。おすすめポイントは、普段から利用している金融機関の場合が多いので、相談がしやすいことです。
フラット35
フラット35とは、住宅金融支援機構が母体になる住宅ローンのことです。ただし、住宅金融支援機構が直接お客さんに住宅ローンを貸してくれるわけではありません。
住宅金融支援機構は、全国300以上の金融機関と提携してお客さんに住宅ローンを貸す仕組みです。主な提携先(借入先)は大手銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫、モーゲージバンクなどになります。おすすめポイントは、返済期間が最長35年であることです。
公的融資
公的融資とは、国や地方公共団体などが運営する住宅ローンのことです。主な借入先は国や地方公共団体などになります。おすすめポイントは、民間の金融機関から借りられない方、また借りるのが難しい方でも借りることができることです。
提携ローン
提携ローンとは、住宅販売業者などが運営する住宅ローンのことです。主な借入先は不動産会社、建築会社、ハウスメーカーなどになります。
おすすめポイントは、住宅販売業者から住宅の購入を考えている方にとってはさまざまな点で優遇されることです。そもそも住宅の審査が終わっていることから、手続きの一部を代行してくれ、審査時間が短く、金利や借入期間も優遇されます。
変動金利タイプと固定金利タイプの違い
変動金利タイプと固定金利タイプは何が違うのか、こちらで詳しくご紹介します。
住宅ローンの金利とは?
住宅ローンの金利とは、住宅を購入するときに借りたお金に対する使用料のことです。一般的に金利は「〇%」で表します。仮に住宅ローンで、1,000万円借りたときに金利が5%だとしたら、元金1,000万円に金利が50万円発生し、合計返済額は1,050万円になります。
ただし、実際の住宅ローン金利は若干異なるので注意が必要です。
変動金利タイプとは?
変動金利タイプとは、借入期間中に金利が変動するタイプのことです。変動金利タイプは「変動金利型」と「固定金利期間選択型」の2つにわかれます。
まず、変動金利型は、短期または長期のプライムレートに連動して金利が変動する金利型のことです。返済額が5年ごとに見直されます。変動金利型の特徴は金融の情勢によって金利が変更されてしまうことでしょう。
一方、固定金利期間選択型は、選択した期間中は変動がない金利型のことです。固定金利期間選択型は金利を「〇%」と、選択した期間は固定できます。固定金利期間は2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年のいずれかから選べるのです。
仮に、固定金利期間10年を選ぶと、最初の10年間は「〇%」で金利が変わらず、11年目に再度固定金利期間を選択する仕組み。特徴は、お客さんが主体的に固定金利期間を決められることです。
固定金利タイプとは?
固定金利タイプとは借入時の金利が返済開始から終了まで固定されている金利のタイプのことです。別名、全期間固定金利型ともいいます。
メリットは一度借入時に金利を決めると、金融情勢に関係なく返済終了まで金利が同じであることです。デメリットは逆に金融情勢の金利が下がっても、金利が固定なので月々の返済額も同じであることでしょう。
住宅ローンを選ぶ比較ポイント
住宅ローンを選ぶときには、どんな点で選べばよいのでしょうか?こちらでは住宅ローンを選ぶときの比較ポイントについて詳しくご紹介します。
金利で選ぶ
住宅ローンを低い金利で選ぶことで、月々の返済額を安くすることができます。住宅ローンを選ぶときには、金利で選ぶことがとくに重要です。
借入期間で選ぶ
住宅ローンを長い借入期間で選ぶことで、月々の返済額に余裕をもつことができます。月々の返済額に余裕がほしいときには、できるだけ長い借入期間が選択できる住宅ローンを選びましょう。
諸経費で選ぶ
住宅ローンを諸経費の安さで選ぶことで、元金を抑えることができます。元金を抑えることができれば、月々の返済額を安くすることができるのです。
まとめ
今回は主な住宅ローンについてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、主な住宅ローンとは民間銀行の住宅ローン、フラット35、公的融資、提携ローンなどです。
現在、住宅ローンはあらゆる機関が提供しています。以前に比べると借りやすく、返済しやすくなっています。ぜひ、住宅ローンを利用される方は本記事を参考にされてみてはいかがでしょうか。